映画「モンテッソーリ 子どもの家」を観てきました!
感想を一言でいうと。
![](https://mike-can.com/wp-content/themes/cocoon/images/woman.png)
観てよかったです!
とても勉強になりましたし、良い刺激を受けました。
正直、特に面白くないですが、決してつまらなくはないです。
観たその日の夜から、さっそく行動を変えることが出来ました。
この記事では、映画のレビューと、私なりの育児への活用法を紹介していきたいと思います。
映画の概要
この映画は「モンテッソーリ 子どもの家」という教室に密着取材した、ドキュメンタリー映画です。
フランスのモンテッソーリ教室で約2年カメラを回し、
・子どもたちはどう受け止めるのか。
・子どもたちはモンテッソーリ教育で、どう変わっていくのか。
・子育てに大切なこととは。
そういったことを、淡々と描く内容でした。
派手なアクションやスリルはありません。
人によってはつまらない、眠い、という評価になるかも…。
しかし、私にとってはとても有意義な時間でした。
なぜなら、人生で一番大切な幼少期の教育で、何を大切にすべきかヒントをもらったからです。
私にとって、この映画で得たものは
子どもが自分でチャレンジすることの大切さ。
失敗を繰り返し学ぶことの大切さ。
でした。
「そんなの、わかってるよ」
と言いたくなるかもしれませんね(笑)
しかし、日常生活でそれを実行するために、私たち親はどう行動しているでしょうか。
ちゃんと行動できていますか…? 正直、私は全然できていません。
「え、やりたいの? うーん、まだ無理かな」
「あー、こぼれる!ちょっと貸して」
私は、毎日こんなことばかり言っています。
片付けが大変だからと、牛乳がこぼれる前に手を差し伸べてしまいます。
自分でチャレンジする力、失敗してもあきらめずに挑戦し続ける力は、こんなことでつくのでしょうか。
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いや、ダメなのは分かってるよ。でもどうすればいいの?
この映画が、良いヒントをくれました。
それは
環境を整えること。
ポイントは、「教具」と「集中」です。
教具
モンテッソーリ教室では、「教具」を使います。
これは、子どもが使いやすいサイズの道具や、知育玩具のようなもの。
具体的には小さなトレイ、水差しなど。
大人サイズだと使うのが難しくても、子どもサイズなら出来ることがあります。
使いやすい道具をそろえることで、
「僕にもできる、だから自分でやる!」
という意識が育つと感じました。
集中
モンテッソーリ教室では、子どもが集中できる環境を整えることを大切にしています。
そこで、教室ではこんなルールを定めています。
「他の子の作業を邪魔しないように、静かにすること」
気が散ると、せっかくの作業をやめてしまうことがあるからです。
驚くべきことに、大勢小さい子がいるにもかかわらず教室内は静かです!
小さな子はつい大きな声を出すものですが・・・これだけでも、すごいと思いました。
また先生は、1人の子を教えているときに他の子から質問されると
「他の先生に聞いてくれるかな。今はこの子を教えることに集中したいんだ」
と返答します。それは、教えられる子にとっては
「自分だけに集中してくれてる」
と感じられ、より熱心に作業に取り組むようになるでしょう。
好きな作業に没頭する、ということは別名「フロー体験」とも言って、非常に大事なことです。
幼少期にこの経験をうんと積むことが将来の幸せにつながるので、たくさん経験させてあげたい。
そう思っていたので、集中させる環境づくり、という観点は大いに参考になりました。
モンテッソーリ教育いわく、集中させる環境づくりのポイントはこうです。
必要なものが必要なだけあり、きちんと整頓されていること。
途中で声をかけず、じっと見守ること。
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まずはごっちゃごちゃのカオスな子供部屋、整頓します・・・。
映画を観た日の夜。影響されやすい私は、いつもと違う行動をしました。
子どもと一緒に料理を作ったのです。
今まで、こぼすから、片づけるのが大変だから、教えるのが大変だから…
そんな理由で、ほとんど一緒にキッチンに立ったことはありませんでした。
作ったのはパリパリサラダです。
カットキャベツをボウルに入れて、市販のパリパリサラダ麺と調味料を入れて、混ぜるだけ。
5才になりたての息子はとても不器用で、折り紙なんかも苦手です。
今回も菜箸でサラダを混ぜていると、苦戦して、ボウルの外にキャベツがこぼれはじめました。
そこで、映画のことを思い出しました。
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モンテッソーリ教室では、使いやすい道具を使っていた!
いつも使ってる小さなボウルや菜箸ではなく、
子どもにも混ぜやすい大きなボウルと、大きなスプーンに変えました。
すると・・・こぼさずに自分で出来たんです!
盛り付けまでやって、終わったあとの顔といったら!
「ママ、ぼく、自分でできたよ!」
満面の笑顔で、誇らしそうに胸をはっていました。
これです。この気持ちを経験させかったんです!
思わず私も笑顔になり、ハイタッチしました。
「おしごとできた、自分でできた。」
小さな小さな経験ですが、これを積み重ねることが息子にとって大切だと思っています。
「モンテッソーリ 子どもの家」は、それを助けるヒントをくれた、良い映画でした。
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